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たびもの庵
第五回 神奈川県 箱根湯本 玉庭
大女将から受け継いだ、時が過ぎても変わらないおもてなし
古くから東海道五十三次の難所としてその名を知られる箱根の玄関口、箱根湯本。今回は、駅から徒歩10分ほどの高台にひっそりと佇む名旅館『玉庭』を訪ね、柔らかな笑顔がチャーミングな女将、吉田幸恵さんにお話を伺った。
「玉庭は、今は亡き先代の大女将が50歳のときに創業した旅館なんです。つまり、長年夢見てきた、大女将の理想の旅館なので、中庭を彩る四季折々の花木、そして川の清流を取り入れた池もすべて、大女将がこだわって造られたものなんです」。と懐かしそうに話す。
「年のせいで足の悪くなった大女将が、お客様にご挨拶するために造られたのが、椅子に座ってお茶を差し上げる、茶室立礼席『竹泉庵』です。当時、私も大女将の隣にいつも座ってお茶をたてていたのですが、接客の仕方から話し方まで全てその時に教えてもらいました。」
こちらへお嫁に来て最初は、着物を着るのもやっとだったという女将だが、長年のお客様から「女将さんらしくなってきたね」。とやっと最近言われるようになったそうだ。時代が移り過ぎても変わらないもの。そんな大女将の残したもてなし心を受け継ぎ、大切に守っていることが伝わってくる。
そんな『玉庭』でお客様にいつも好評なのがお料理だそう。その訳を伺うと、「夕食には小田原港に揚がった新鮮な魚介を活かした季節の懐石料理、朝食には小田原蒲鉾の老舗『丸う田代』の蒲鉾を、いたわさでお出ししており、喜んでいただいております。」 果たしてそれはどんな蒲鉾なのかを探りに、『丸う田代本店』へ向かった。

女将さんのご紹介
『玉庭』の女将吉田幸恵さん
箱根湯本温泉 玉庭
女将 吉田幸恵さん
お茶もお花も大好きという女将。大女将から引き継いだ“もてなしの心”や美しい花木を大切に守っている。
色・艶の見事な「だて巻」と「いさきの蒲鉾」 技と伝統を受け継ぐ小田原の蒲鉾は天下一品 創業明治初年、小田原蒲鉾の老舗『丸う田代 本店』 小田原おでんの仕掛け人でもある五代目社長、田代勇生さん
小さな写真をクリックすると上の写真が切り替わります。
いさきの蒲鉾(2本)とだて巻(1本)の詰め合わせ/1箱
販売価格:
\3,412(税込・送料込)
  一 100%「いさき」のみで作ったこだわりの蒲鉾
小田原といえば、蒲鉾の町。そこで十数店舗の多くの蒲鉾店が集中しているのが、JR小田原駅と海の間に伸びた細い通り、通称「蒲鉾通り」だ。『丸う田代本店』はその蒲鉾通りより一本駅よりに入った旧東海道沿いに純和風の立派な店を構えている。創業120余年の歴史と風格薫る店内で、5代目社長の田代勇生さんからお話を伺った。
「当店こだわりの商品として、いさきのかまぼこがあります。高級魚であるいさきを贅沢に100%使用した、当店だけのオリジナルです。」
中でも小田原市の米神漁港にある定置網に水揚げされたいさきのみを使用しているそうで、まさに小田原の味が楽しめる逸品だ。通常はグチなど、海底でじっとしている魚を主に使うが、いさきはよく泳ぎ回る魚なので、身がしまっており、蒲鉾にすると程よい歯ごたえと淡白で上品な風味が楽しめる。
同じく「丸うの味じゃないと・・・」。と繰り返し購入される方が多いという人気のだて巻と一緒に詰め合わせしたセットをご用意いただいた。このだて巻は一枚一枚手で蒸し焼きにしてあり、一度卵をぷーっと膨らませてあるので表面に虎模様があり、とてもジューシーな仕上がり。蒲鉾店ならではの上質な魚のすり身もふんだんに入っているので、魚本来の味わいが活きた逸品だ。
お正月には欠かせない蒲鉾とだて巻。おせち料理の彩りにいかかでしょう。

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二 今TVでも話題の「小田原おでん」とは
「小田原おでん」という言葉をご存知だろうか?小田原町おこしのプロジェクトとして、小田原蒲鉾の老舗13社が各社得意とするおでん種を作って、「小田原かまぼこ桜祭り」で販売したり、沖縄から青森まで各地のおでんを集めた「おでんサミット」を開催したのがきっかけてTVで取り上げられ、今全国的なブームになっている。何を隠そう丸うの田代社長は小田原おでん会を立ち上げた発足人である。
現在、小田原市内のおでん屋や居酒屋など計12店舗で小田原おでんを食べられるが、総本山がないと本物の味が分からないということで、『丸う本店』斜め向いに小田原おでんの新店を11月10日にOPENした。
このおでん種セットは、蒲鉾作りのプロ中のプロが作ったものなので、どれひとつ取っても普通のネタとは違う。物凄くいいダシがネタ自体から出る為、誰にでもおいしく作れるとあって大評判だ。

店主直伝 小田原おでんのおいしい食べ方!
鍋に水とダシパックを入れ加熱する。沸騰したらダシパックを取って、塩とほんのちょっとの醤油で味付け。そこへおでん種をいれて弱火で30分潤オ1時間煮込めば完成。いいネタだからぐつぐつさせずにじんわりやって下さいね。

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小田原蒲鉾の老舗13社が製作したおでん種を詰合わせた「小田原おでん種セット」 おでんの味を引き立てる梅味噌とダシパック付き 席数15席。アジアンテイストの温かみのある店内。 お11月10日にOPENしたばかりの小田原おでんのお店。
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小田原おでん種セット/13種×各2個入り
販売価格:
\4,140(税込・送料込)
玉庭ロゴ
「竹泉庵」でお茶をたてる女将
「竹泉庵」でお茶をたてる女将
『玉庭』のお部屋         
美しい中庭を望むやすらぎのお部屋
箱根湯本の閑静な高台にひっそりと佇む『玉庭』。一歩足を踏み入れると目に飛び込んできたのは、箱根連山を見渡す壮麗な景色。 離れ京風数寄屋造りを8棟配し、竹林の生い茂る館内には笹ずれの音と鳥の声しか聞こえない凛とした静けさが広がる。各お部屋に面した中庭には四季折々の花木が咲き誇り、須雲川の清流を取り入れた泉水に心癒されるひとときを過ごすことができる。湯量が豊富な『玉庭』では景色の素晴らしい展望大浴場のほか、各お部屋には源泉かけ流しの内風呂が付いているのも嬉しいかぎり。
JTBのアンケートなどでも常に評価の高いお料理は、70歳にして引退された先代の村山調理長の技術を10年の歳月をかけて修行した現在の調理長、杉崎秀之さんが昔と変わらぬ伝統の味を守っている。毎月献立を変え、小田原港に揚がった新鮮な魚介をはじめ、旬の野菜を活かした「季節の懐石料理」をお部屋でゆったりと堪能することができる。また、頃合を見て炊き上げたご飯を、おひつに移して供するサービスも好評。もちろんお米は湯本の米屋が吟味した一級品だ。
時には、茶室立札席「竹泉庵」で女将が抹茶をたててくれることもあり、女将との和やかな会話もまた楽しい。女将がお嫁に来たときに植えられたという正門横の枝垂桜はことさら素晴らしく、春になると艶やかな桜色につつまれる。 美しい和花を愛でに、各季節ごとに訪れたくなるやすらぎの宿だ。
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